HOUSE IN CHIHUAHUA

メキシコ・チワワ州に位置する別荘の計画。

オーナーは中国・上海在住で、貿易商を営んでおりメキシコとの交流も深いことから、現地のクライアントを招待するゲストハウスを計画したいとの要望からプロジェクトは始まった。

チワワ州はメキシコの北西部に位置し、アメリカ合衆国とも接する国境の州。現地語で「乾燥した砂の場所」と表現されるぐらいの熱帯の乾燥地帯。その州都であるチワワのダウンタウンから西側に位置する高台が計画地とされた。

オーナーからは日本らしい精神性を表現して欲しいとのリクエストがあり、コンセプトを「無 / emptiness」とした。 エントランスを備えた東西に延びる無窓3層吹き抜けの「無」の空間を計画し、その両側に「動」と「静」の空間を配置。強い日差しが照りつける外部から、無の空間に入り込むと冷涼静寂な空間が広がる。

無一物中無尽蔵

人はこだわりを無くせば可能性に際限はないという意味。 見え方や物にとらわれず、真髄を見極め人間にとって何が大切なのかを考えることが「無」の境地だと説いている、訪れるゲストにそんな体験を提供することにより、心をリセットして場を楽しんで欲しいとの想いを込めている。

大切な人と接し、交流する「動 / dynamic」の空間 家族で過ごす「静 / static」の空間

さまざまなシーンで住まい手が心地良い空間を見つけられる、そんな空間を目指した。

プロデュース&プロジェクトマネジメント CORARE ARTISANS JAPAN

建築デザイン 山川智嗣、山川さつき

ローカルアーキテクト ROWBOAT(間宮洋一)